2016年4月　クレジットカードニュース

4月になりました｡春ですね｡桜も満開です｡
4月と言えば何かとスタートする時期です｡
そこで､これからクレジットカードを手にしようとしているみなさん､更にもう一枚作ろうと考えているみなさんに向けて､4月のクレジットカードニュースをお届けいたします｡



■ライフカード
年会費が無料で､お誕生日月にはポイント5倍で還元率は2.5〜40%という､使えば使うほどお得なライフカードです｡
カード利用1,000円ごとに1ポイント貯まるＬＩＦＥサンクスポイントが魅力的で､誕生日には誰でももれなくポイントが5倍｡ 年間50万円のカード利用があれば､300ポイントをプレゼント｡ また､翌年度ポイントは1.5倍になるスペシャル･ステージにランクアップし､更に､年間150万円の利用があった場合には翌年度ポイントが2倍になるプレミアム･ステージになります｡ 使えば使うほど還元率はアップしていきます｡
加えて､海外旅行の情報収集やホテル･レストランの予約､カードの紛失･盗難時の手続き案内､病気や怪我をした時の医師や病院の手配､紹介と何かと不安な海外旅行をサポートしてくれる海外アシスタンスサービスＬＩＦＥ ＤＥＳＫが付帯されています｡下限は10万円から､上限は200万円まで｡
キャッシング手数料は､100万円未満で18%｡100万円以上なら15%です｡
気になる締め日は毎月5日で､引き落とし日は当月の27日か翌月の3日となります｡ 支払い方法も色々で､1回払い､2回払い､分割払い､リボ払い､ボーナス一括払い､ボーナス分割払いなどが選べます｡

■三井住友ＶＩＳＡデビュープラスカード
年会費は初年度が無料で､2年目以降は1,350円となります｡カードローン機能はないのであしからず｡
ポイントが通常の2倍で､入会後3ヶ月間は5倍になる､18歳〜25歳の方の限定カードです｡ このカードは特にクレジットカードをはじめて作ろうとしている大学生や新社会人の皆様にとても便利なカードです｡クレカ初心者が最初に持つカードとしては最適で､安心感が違います｡
初年度のみ年会費が無料､2年目以降は1,250円かかりますが､1回利用すれば翌年費も無料となります｡年会費がわずらわしいという方にもオススメなカードです｡
三井住友ＶＩＳＡデビュープラスカードは､ポイントプログラムが充実していて､通常の三井住友ＶＩＳＡカードと比較すると､ポイントは2倍｡カード利用金額の合計1,000円につき1ポイントのところ､このデビュープラスカードなら､その倍の2ポイントも貯まります｡加えて､入会後3ヶ月間の利用はポイントが5倍になります。
ポイントを着実に貯めていきたい人には是非活用してほしいカードです｡

■楽天カード 次にご紹介するのは、楽天カードです。楽天市場を使用して、ショッピングをしている人には特にお勧めのクレジットカードとなっております。
年会費無料・入会特典として5,000楽天ポイントが付与されます。メリットとしては、楽天市場でのポイントが2倍になる事・100円の使用毎に1ポイントが加算されること・カードを使用すると、後日にメールで明細を知らせてくれるというシステムがあるようです。

■JCBカードエクステージ
このカードは、29歳以下限定の年会費クレジットカードです。学生でも申し込み可能というほどの安心感が売りになっています。日常の買い物はもちろん、ネットショッピング、海外での利用など、多様な場面でポイントを貯める事が出来ます。

以上4枚のクレジットカードをご紹介しましたが､今までクレジットカードを持ったことがなく､初めてクレジットカードを持とうと思っている方には三井住友ＶＩＳＡデビュープラスカードをお勧めします｡
海外などにもよく旅行に行き､ポイントを貯めたい方にはライフカードがオススメといったところでしょうか｡いずれのカードも人気がありますので､安心してご紹介が出来ます｡
基本的に、『クレジットカードを使用する』ということは、銀行や、カード会社から借金をしているということと同義です。当然、借りたものは返さなくてはなりません。毎月の返済が滞りなく行えるようにしましょう。リボ払いや分割払いをすると、利子が生じてくるので、出来る限り、一括払いが行えるようにし、一括払いが難しくなった場合にのみ、分割払いするといった具合に、計画的にクレジットカードを使用し､有意義なクレカライフをおくりましょう!!

続いて、2016年4月のクレジットカードニュースについて紹介したいと思います。

■スリーエフ、クレジットカード決済導入
中堅コンビニのスリーエフが、2016年4月からVISAカード、マスターカード、JCBカードといった主要なクレジットカード決済を導入するようです。スリーエフやJCBがリリースにて発表しました。
使えるカードは、VISAカード、マスターカード、JCBカード、アメリカンエキスプレス、ダイナースクラブ、ディスカバーです。これらのクレジットカードが支払いに使えるという事は、つまり日本において発行されているほとんどのクレカが支払いにも使えるという事を意味するので、どんなカードでも今後はスリーエフで使えるという事になります。
ちなみにスリーエフ自体は、2015年の11月にコンビニ大手のローソンによる資本注入を受け入れたので、今後はローソンに似たような感じのコンビニになってゆくのではないでしょうか。将来的には、Pontaやdポイントがスリーエフで貯まる、などという事も期待されます。自宅や会社の近くにスリーエフがあるという方は期待しても良いかもしれないですね。

■観光地でクレジットカード決済可能に
温泉地や神社仏閣などでクレジットカード払いが使えるようになりました。
もちろん日本国内で発行されているクレジットカードはほぼ全部使用可能で、当たり前なのですがホテル内のフードコートや料亭などで食事をした時もカードで決済が出来ます。
そして、仏閣の拝観などでお金がかかる場合がありますが、その時もクレジットカードで支払いをする事が出来ます。今の段階では、かの有名な宇治平等院鳳凰堂や清水寺ですら現金払いのみなので、時代が変わってクレジットカード払いが出来るようになると良いと思います。
調べてみましたが、クレジットカードが使える施設と使えない施設で大きな差があるようです。新しい施設ではクレジットカードが使える場所が多いですが、古い施設では使えないところが多く、これらはこれから先に向けての大きな課題になってくると思います。ちなみに、クレジットカードだけでなくスマートフォンでの決済も受け入れようとしている体勢もあります。

しかしその前に、仏閣や料亭では多額のお金を使う事が多いので、いち早くクレジットカードでの支払いを有効にしようという動きはあります。実際に先述した通りコンビニでもクレジットカードが使えるというお店はどんどん増加していて、これからの動きに大きな期待が出来ます。

京阪の駅ナカのコンビニでも、利用できるクレジットカードの種類の数が大幅に増えました。アメリカンエキスプレスを初め、VISAカードやJCBカードなど色々なカードが使えるようになり、今日本の店舗は着実に便利になってきています。クレジットカードとは少し話がずれますが、電子マネーは比較的どこでも使えるのでクレジットカードもこれから浸透していくと良いと思います。

■アマゾン決済採用で成約率7割に改善の凄さ
2016年3月に週刊ダイヤモンドが発表したニュースによりますと、大手ショッピングサイト「アマゾン」における決済方法「Amazonログイン&ペイメント」を導入している企業が大幅に増えているとの事です。
この「Amazonログイン&ペイメント」は2013年にアマゾンが導入した決済方法で、アマゾンに配送先やクレジットカード番号などを登録していれば、他のサービスを利用する際にもその情報が参照され、簡単に決済が出来るというサービスです。
日本ではイギリスやインドなどに続き、2015年5月に導入されましたがこの決済サービスを利用したアクティブなユーザー数は何と既に国内で2300万人にものぼるそうです。参加している事業体も既に200社ほどあり、今後ますます増えていくと言われています。

なぜ多くの利用者に評判かというと決済までの煩わしさが解消されたという心理的な側面も大きいそうです。一般的にネットで買い物をする際には購入する商品の確認や配送先や名前、クレジットカードなどの情報をいちいちインプットしないといけないわけですが、これが何段階かあると顧客は「やっぱり買うの辞めた」という俗に言う「かご落ち」といわれている売買不成立になってしまうパターンが多く、ネット通販業界では課題とされてきました。

しかし、「Amazonログイン&ペイメント」はこの煩わしさを解消してくれるのです。アマゾンのIDさえあれば提携しているサイトでの買い物もワンクリックで済んでしまうのです。
ここで一つ疑問があると思います。「クレジットカード情報みたいなものが勝手に他社に流れてしまうのか」という点です。実は「Amazonログイン&ペイメント」の特徴としてそうした情報は他社には流さないというものがあります。クレジットカード情報は世界最強レベルとも言われているアマゾンのセキュリティに守られています。それでいて他社の買い物は簡単に出来るというサービスなのです。
この入力の煩わしさからの解放は大変に大きいものだと言えるでしょう。これにより店舗販売とも対抗できるわけなのです。
ただひとつ意外なのがいくらネットで魅力的な商品を売っても、契約が成立するまでのプロセスが煩わしいと購入者が購買意欲が無くなってしまう可能性があるという点です。いわゆる「衝動買い」のパターンもネットショッピンクでは結構あるのだという事です。テレビショッピングでも最近「30分以内にお電話で注文されたお客様は○○円引き」というスタイル見受けられますが、心理的には同じ所を突いた販売戦略なのかもしれません。
だから、購入したユーザーはこうして「衝動買い」に近い商品を短期間使用したり、場合によっては未使用だったものをネットオークションなどで気軽に転売するというスタイルが多く見られるのだと思います。

クレジットカードの管理もさることながら、そもそも本当に必要なものなのかネットショッピングで買い物する際は考えてみる必要がありそうですね。
しかし、アマゾンなど売り手としてはどんな動機でもいいから購入してもらいたいはずです。なので、利用者により便利に買い物できるように今後もこうしたネットワークは広がっていく事でしょう。

他のニュースですが、セゾンカードの永久不滅ポイントというものがあります。この永久不滅ポイントで、神奈川県の動物保護の寄付金として貯まっている額を贈呈する事が出来ます。これをする事によって動物の殺処分を大幅に減らすことが出来るので、今割りと注目が集まっている案件ではあります。この件で実際に有効になるクレジットカードは、クレディセゾン発行の永久不滅ポイント対象セゾンカード、UCカード、ミレニアム/クラブ・オンカードセゾン、ダイワセゾンカード、りそなカード、ALL-Sカードです。これらのカードのポイントを貯めて寄付する事で動物の命が助かります。

以上、4月のクレジットカードニュースについて紹介させて頂きました。

最後に、クレジットカードの情報漏えいについて、お話します。

■情報漏洩ウイルスに注意
毎月送られてくるご利用明細書に、全く覚えのないご利用履歴があった場合、すぐにカード会社にご連絡しましょう。大抵のカード会社は2ヶ月以内に連絡すれば返金対応してくれます。何度か続く場合、カード情報が漏れている可能性を疑ったほうが良いかと思います。

実際に、今年の1月に都内のホテルからカード利用者の個人情報が大量に漏れていることが発覚しました。ホテル内のレストランが「震源地」だったようです。レストランのレジのPOSシステムが『POSレジウイルス』に感染し、4ヶ月に亘ってお客さんの個人情報がダダ漏れになっていたということです。ウイルスですからネットワークを通じて別の店、例えばスーパーやデパート、量販店などが感染している可能性を疑ったほうがいいでしょう。2014年にはPOSマルチウエアの感染数が全世界で前年比21倍になっていたそうです。特に被害の3割以上がアメリカに集中しているそうで、『ブラックPOS』というウイルスにやられて1億1千万件の顧客情報が漏れたこともあったそうです。国内では件のホテルを含め6件で確認されているそうですが、実際はそれ以上ではないかと考えられます。

■大事な個人情報を守るには
続いて、対策についてご紹介します。
まず、ICカードや暗証番号のあるカードをまず選びましょう。支払いの際には利用レシートへのサインではなく暗証番号を使います。サインと違い暗証番号は暗号化されていますから個人情報が割れにくいです。逆に言えばサインですと暗号化されていませんので名前にカードの番号やセキュリティコード、有効期限、暗証番号、住所や電話番号まで分かってしまうことがあります。
ただ、今のところ日本で暗証番号を使える店は全体の2割程度です。つまりサインでしかカードを使えない店が8割はあるということです。そういう店では極力カードを使わず現金やプリペイドカードなどを使うようにすると良いかと思います。

ICチップがなく、何度も不正に使用された場合、カード会社に停止してもらうか解約して別のICチップのついているカードを新たに契約するのをお勧めします。